英語の教師と言う立場は確かに生徒よりも英語力の面で偉いかもしれないが、先生も生徒も人と人であり、おごりのない人
教師である以上、生徒よりも英語力があるのは当たり前でこれを鼻に掛けて教師は偉いのだと言わんばかりの態度をとる事などもってのほかであります。生徒は先生の英語の実力、指導力だけに引かれるのではなく、その先生の持っている人柄、キャラクターに引かれついてくるものです。つまり、先生と生徒の間の人と人との間の人間関係が重要であります。よく言われている”馬が合う””馬が合わない”という言葉がありますが、一口に言うと人と人との人間関係であります。おごりのある先生は人と人との人間関係につまずき、生徒と馬が合わなくなり好まれる先生には成り得ません。
一般常識
一般常識というと2つの意味がある。1つは「社会人として社会生活をしていく上でわきまえなければいけない礼儀、作法、言葉遣い、接客、電話対応など」の意味と2つ目は.「教養人として当然知っていなければいけない知識」の意味である。
それらについてもう少し詳しく話をしてみよう。
- 英語講師は人とのかかわりが多い仕事である。生徒、生徒の父兄(生徒が小学生〜高校生の場合)、職場の上司、同僚等いたるところで人との円滑なコミュニケーションを行うことが求められる。その際に「礼儀、作法、言葉遣い、接客、電話対応」などで常識を欠く言動や行動があると信頼を失い、その後の業務に大きな支障をきたすことになりかねない。当然のことながら、こういった基本を熟知し、実行していくことは必須である。
- 英語を教えるうえではいろんな学習テーマを扱う。日常的なものも多いが、中には政治、経済、国際問題、日本の文化、伝統、異文化コミュニケーションなど、英語以外に背景知識が必要な場合も少なくない。もし授業の中で英語講師が今巷をにぎわせている時事問題が話題になったときに、あまりにも的外れな返答をしてしまったら「この人大丈夫だろうか?」と生徒に不安感を与えてしまうかもしれない。専門的過ぎることまで知る必要はないが、「教養人ならふつうは知っている」という程度のことは押さえておく必要がある。そのためにはニュース番組、新聞や報道雑誌の記事(できれば英語のもの)から情報源を絶えず得ておくことが必要である。