プロの意識と責任感があり、生徒や上司や経営者に迷惑をかけない人
英語講師に限らずどのような仕事であっても、プロの意識と責任感、顧客(この場合には生徒)、経営者に迷惑を掛けないことは、人としての基本的事項であり、これに欠ける人はどの様な職についても成功しない。英語講師となる以前の問題として、人としてこの様なことをしっかりと守れる事が採用される必須条件である。
プロ意識と責任感
どんな仕事でもプロ意識と責任感は必要だが、英語講師は生徒たちから「先生」と呼ばれる立場なのでより一層のプロ意識と責任感が問われる職業である。また、「先生」と言っても「公務員の先生」とは違い、「民間の企業で働く」立場なので「民間企業人としての自覚と責任」も問われるものである。心がけるべき内容としては次のようなものが考えられる
1.社会人としての基本2.会社の方針や運営の理解3.顧客至上主義(生徒対応)
- 社会人としての基本:なになにのプロとか、英語講師であるとか言う前に一社会人であり一企業人であることの自覚とそれにふさわしい言動、行動をとることは基本中の基本である。
- 時間や約束事(仕事の期限・締め切り)の厳守
- 場をわきまえた身だしなみ(男性はワイシャツ・ネクタイ、女性はブラウス・スカートなど)
- 相手に応じた適切な言葉遣い(丁寧語、謙譲語、敬語の正しい使い方)
- 報告・連絡・相談の徹底などはどんな職種でも必須項目である
- 会社の方針や運営の理解:民間企業は社会的に価値ある事業を行う代価として利益を得ている。その一員であるからにはその社会に認められる働きをしつつ、会社の繁栄に貢献しようという意気込みが不可欠である。ただなんとなく時間分仕事をして定時に帰ろうという人は不要である。働く場を提供してくれている会社にいかに貢献するかを常に考えて行動しなければならない。その結果会社が繁栄し、自分の待遇条件も良くなるのだということをしっかり認識しなければならない。そして自分の行動の一つ一つが責任を伴っていることも忘れてはならない。
- 顧客至上主義(生徒対応):英語講師と言う職業は生徒あっての仕事である。その生徒が満足して喜んでくれるような仕事をすることが最優先である。そういう視点から仕事を見つめればどんな授業をし、どんな管理をするなど、業務一つ一つにやるべきことが自ずと見えてくるものだ。いかに顧客である生徒を大切にし、十分な満足を与えられるかがプロ意識、プロとしての責任感の最たるものである。